ボラというだけで敬遠する人も多い魚。
そのボラのカシラ(頭)部分を食べてしまおうというレシピです。
どちらかというと、日本酒や焼酎でチビチビやりながら食べるといい料理です。
当然、食べられる部位は少ないのですが、目玉などのカシラ焼きならではのご馳走部位もあります。
生き物を頂くからには無駄にせず食べ尽くす、これは日本人の美徳だと思います。
比較的水が綺麗な所で50㎝以上の大きなボラが釣れたら、是非ともカシラ焼きトライしてみてください。
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さばき行程
※以下作業を行うには、切れる包丁が必要です。
包丁は良く砥いでおきましょう。
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まずボラの頭をまな板に立てて置きます。
真ん中から包丁を入れ、刃先にも手を当て体重を乗せ、切断します。※頭部のウロコは切断する前にできるだけきれいに取り除いておきます。
※まな板は安定した所に置きましょう。 -
半分に割れました。
エラが付いている場合は、ここで取り除きます。 -
頭部を水洗いします。
特に喉元付近には泥が付着していることがあるので、丁寧に泥を落とします。 - 胸ビレをキッチンバサミでカットします。
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軽く水気を取り除き、次に少量の料理酒を全体に掛けます。
ジャブジャブ掛けるのではなく、少量を掛けて塗るようなイメージです。
(鮮度維持と臭み取りの意味合いがあります) -
余分な料理酒を拭き取り、両面に塩を振ります。
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ラッピングして、冷蔵庫に半日~1日置きます。
可能であれば、ここまでの作業を釣った当日中にやっておくと良いでしょう。
焼き行程
オーブンで焼きます。
大きさにもよりますが、220度、25分を目安にしてください。
内側を上にしてトレイ/焼き網の上にのせます。
出来上がりです!お酒のお摘み(アテ)にピッタリです。
箸だけで食べるのは大変です。
手も使うという前提で、手洗い用の水(またはお茶)と手拭いを予め用意しておくと良いでしょう。
食べられる部位
食べられる部位が少ないカシラ焼きだからこそ、小さな部位でもしっかり食べ尽したいものです。
※以下の写真は少々グロですので、苦手な方はここまでにしてください。
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カマの身。
一番食べ応えがあり、また食べやすい部位でもあります。 -
目を覆う部位。
グミの様な食感があります。
周辺のウロコが密着しているので、それらを手でむしり取る必要があります。 -
目の周辺。筋肉の部分、奥にトロトロした部位があります。
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目玉の中身。トロトロで旨みがあります。
白いBB弾の様な部位(レンズ)は硬くて食べられません。 -
脳より鼻先側(目と目の間)のトロトロした部位。
旨みたっぷりで美味です。 -
その他。僅かながらも食べられる部位は沢山あります。
手で触って柔らかければ食べられると考えて間違いありません。