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水が綺麗なところで取れたボラは真鯛に負けず劣らずの美味
特に、寒い時期に釣れるボラは寒ボラとも言われ、好んで狙う釣り師がいるほど。

ボラはクセの無い白身魚ですので、刺身してもよし、フライにしてもよし。
この記事では、寒い時期ならではの温まる味噌生姜鍋のレシピを紹介します。

材料

・ボラ一匹(40~60cm程度)
・白菜 1/4玉以上好きなだけ
・シメジ(又は舞茸) 半パック以上好きなだけ
・長ネギ 1本以上好きなだけ
・お好みの味噌 大さじ6杯
・生姜 好きなだけ(沢山入れたほうが温まります)
・乾燥昆布 1片
・水 800ml

ボラの下処理は釣り場で行うと楽

この記事はボラを釣り場で下処理した状態からスタートします。
下処理の方法は、下記記事が参考になります。

<関連記事> ボラの下処理方法

※包丁はよく砥いでおきましょう。
※3枚下ろしは問題無いよ!という方は、こちらからジャンプ

味噌生姜鍋の作り方

1.まずボラをまな板に置きます。
 頭、ウロコ、内臓、尾ビレは既に釣り場で取り除いてあります。

2_ボラまな板ON

2.魚体を横に置き、断面の中骨のすぐ上から包丁を入れていきます。

3_カット開始

3.太い背骨に当たるところまで切り目を入れつつ、肛門付近のラインまで包丁を進めます。

4_背骨までカット

4.身を持ち上げ、包丁の先で背骨周りの身を切り離していきます。
 この時、料理人のように一発で決めようとする必要はありません。
 細かく丁寧に作業をしましょう。

5_背骨周り切り離し

5.次に肛門付近に包丁を先を出し、背中側・腹側を一度で切り込みます。
 この時、尾ビレ側の末端まで切り離すのではなく、1cm程残しておきます。

6_尾ビレ方向にカット

6.尾ビレ側の身と中骨の間に指を差し込み、魚体がずれないよう維持しながら、残りの中骨接続部分をカットします。
 大きなボラほど、骨が太く硬いので、包丁の扱いには注意してください。

7_Uターン

そして最後に、尾ビレ側の繋がっている部分をカットすると2枚おろし完了です。
ここまでの順を図にすると以下の様なります。

図_ボラおろし順

7.次に、裏面は尾ビレ側から切り込み入れます。
 この時も同様に、端の1cm程度は残しておきます。

8_反対側開始

8.肛門ラインまで切り進めたら、背中→背骨周り→中骨接続部の順に切ります。

9_反対側途中

9.3枚おろし完了しました。

10_3枚下ろし完了

10.半身それぞれの腹骨を削ぎ落します。
 この時、ギリギリに削ぎ落とそうとすると腹骨にぶつかりますので、思い切って5mm程度の余裕を持って落とします。

11_腹骨削ぎ取り

11.半身それぞれの小骨を骨抜きで取り除きます。
 他一般的な魚と違って、小骨があるのは頭側近くだけです。

 指の腹で確認しながら作業しましょう。
12_小骨取り

12.以上で皮付きの柵ができました。
13_皮付き柵完了

皮も歯応えがあって美味しいのですが、皮を剥ぐと上品な感じの鍋になります。

皮を剥ぐ場合は、その皮を『湯引き』にするという手もあります。

<関連記事>ボラ皮の湯引き

13.適当な大きさにぶつ切りして切り身の準備完了です。

14_切り身準備

14.鍋に水800ml、乾燥昆布を一片入れ30分~1時間程浸けておきます。
 火を入れ水を温めると早く出汁が取れます。

15_昆布出汁とり

15.出汁が取れたら、大きくなった昆布を取り出します。
(昆布は別に佃煮やごま油で炒めて食べると美味しいです)

次に火(中火)を入れ、沸騰したら味噌(大さじ6)を溶き、おろし生姜を投入し軽く混ぜます。
16_おろし生姜IN
ここで味を確認・好みに調整してください。

16.ボラの切り身、長ネギ、シメジを投入します。

17_主材料IN
後で材料を足せますので、無理に全部押し込む必要はありません。

17.最後に白菜を一杯ギリギリに載せ、蓋をします。

18_白菜載せ

18.後は鍋奉行に任せておけば完成です!

19_完成

好みに応じて、一味または七味唐辛子を振っても美味しいです。

後は、そのまま食べても良し、少しポン酢を付けて食べても良し。
ボリューム一杯のボラ鍋をお楽しみください。

その他の鍋

クセの無いボラですから、味噌だけでなく、醤油ベース鍋、キムチ鍋と何にでも合います。
いろいろ試してみるのも面白いですね。

20_麺つゆ鍋