【名称】ワカサギ(公魚)
【釣場】湖、沼、河川
【釣れる地域】 鹿児島県以北
※本来の生息域:
太平洋側-千葉県以北
日本海側-島根県以北
【時期】11月~3月(目安)
【サイズ】最大15cm程度
「ワカサギ釣り?寒いの苦手だし・・・・」
「氷に穴を開けたり、テントやストーブなど道具をそろえるのが大変そう・・・」
そんな風に思っていませんか?
実際、ワカサギ釣り=氷上での釣り、というイメージが強いのですが、実はそれだけではありません。
雪が降る地域は勿論、比較的温暖な西日本の湖やダム湖でも釣りができるんです。
- 桟橋やボートの上から垂らして釣る
- 岸からのべ竿・磯竿などで釣る
これら、より手軽にワカサギを釣る、方法を紹介します。
どこでどんな釣りをするか決める
ここをご覧のあなたは、既にやりたい釣り、または近場の行きたい釣り場が決まっているかもしれません。
やりたい釣りが、真下に仕掛けを垂らして釣る方法であれば、それができる場所(下写真のような場所)を選ばなければなりません。
それとも近場の釣り場が、岸から仕掛けを沖の方に投下して釣る方法しかできない(下写真のような場所)のであれば、その釣りができる釣り道具を用意しなければなりません。
つまり大きく分けて2種類の釣り方があるので、釣り場(釣り方)←→釣り道具をマッチさせる必要があります。
何もきまっていない・・・という方は、ワカサギ釣りの醍醐味を楽しめる「桟橋・ボートからの釣り」をやってみることをお薦めします。
また、これら両方の釣りを楽しめる場所は管理釣り場が多いので、ホームページや電話などで、遊漁料、支払場所、駐車場の場所、開始および終了時間などを事前に確認しておきましょう。
桟橋・ボートからの釣り
釣り場が桟橋であれ、水上のボートであれ、または氷上であれ、基本的に釣り方は同じです。
仕掛けを直下に垂らして釣ることに変わりありません。
道具をそろえよう!
<竿とリール>
ワカサギ釣り専用の短い竿(30㎝~50㎝)を使います。
現在は、竿本体または電動リール本体に穂先を差し込むタイプが主流になっています。
下写真は、専用竿本体に専用穂先を差し込んで小型の両軸リール(専用でないもの)を装着したものです。
そして、次の写真は、専用電動リールに専用穂先を差し込んだものです。
ワカサギのアタリは微細なので、専用の柔らかい穂先(または一体竿)は必需品です。
<道糸・ライン>
ナイロン、フロロカーボンの0.6号~1号が扱いやすいでしょう。
ほとんどの釣場では、30mほど巻いておけば大丈夫です。
(仕掛けを底まで届かせる必要があります)
<オモリ>
仕掛けの最下部に付くのがオモリです。
水深と糸の種類によって、糸ふけ(糸のたるみ)が出ないよう、オモリの号数を決めます。
0.8号~2号の間でいくつかの号数を持っておけば大丈夫です。
<仕掛け>
市販の専用胴突き仕掛けを購入します。
【仕掛け選びのポイント】
- 長さ:50cm~80cm
(竿が短いので仕掛けも短い方が扱いやすいです) - 針の数:5~7個
(針の数が多いと衣服等に針が引掛り易く扱いが難しくなります) - 針の号数:0.5~2.5号
(釣れているワカサギのサイズによって号数を決めます)
<その他アイテム>
- バケツ・バッカン:釣った魚を入れておく。
写真のように、内部に取り外しできるネットを装着したものが便利。
最後に手を汚さず釣ったワカサギをビニール袋にまとめて移せます。 - カウンター:数が多いと最後に数を数えるのは大変。
これで釣った都度カウントします。 - ハリ外し:釣れたワカサギを櫛形状の下に入れ、糸を隙間から引っ張ることにより、ワカサギを触らずにハリから外せます。
- 電動リール台:安定した台に置くことにより扱いやすくなります。
- ワイヤーストッパー:間違って大きな魚が掛っても竿を持っていかれない為に使う。
- クーラーBOX:小型でOK。スーパーで使うようなシンプルな保冷袋でも可。
- エサ入れ:広くて浅い、容器のふたが扱いやすいです。
- 密閉できるビニール袋:魚を持ち帰る時に使います。
- 折りたたみイス
- 手を拭く為のタオル
- ハサミ:小型で先が細いタイプ
- 食料・飲料
- 寒い時の防寒対策(カイロ等)
仕掛図
釣ってみよう!
- まずは準備下写真の様に、必要なアイテムを整然と自分が扱いやすい様に並べます。
このケースでは、一人で2本の竿を使っています。 - ハリにエサをつけます。白サシ、赤サシあれば、両端にハリを刺してから、真ん中で切断します。
サシの体液が出て、ワカサギに誘いをかけることができます。もちろん一匹掛けでもOKです。
ラビットウォームなどの小型サシであれば、一匹をそのまま使います。
全てのハリに同様につけていきます。赤サシ半分カット 一匹掛け また下写真の様に輪切りにした大根をエサ付けの土台にすると便利です。
エサ付け台(大根) - リールのロックをフリーにして、仕掛けを真下に落とします。
この時、仕掛けがスムーズに落ちない場合がありますが、その際はオモリの号数を上げるなどして調整します。 - 仕掛けがスムーズに落下して底に届いたら、リールをロックし、少し糸を巻いて糸がピンと張るようにします。
- 5~10秒程度その状態を保ち、ツンツンとしたアタリが無ければ軽くシャクリを入れます。
魚からはエサが上下に動いているように見せる為です。
エサに魚が喰いつくのはエサが落ちているときです。
オモリの重さに任せてストンと落とすのではなく、シャクリ上げた竿を少しずつ下げてゆっくりエサを落とします。
落としきったら、そこで一旦5~10秒程度止めて様子をみます。
アタリがあるまでこの動作を繰り返します。 - ツンツンとしたアタリがあってもまだ我慢です。
それが、タッタッタッタッ…と早いアタリに変わったらアワセ無しで糸を巻きます。
下動画(音声なし)を参考にしてください。
魚が付いていれば、巻いている時の重さでわかりますが、何匹付いているかは上げてからのお楽しみ。
岸からの釣り
岸からの釣りで使う道具・釣り方は、前章「桟橋・ボートからの釣り」で使うものと大きく異なります。
以下、詳しく見ていきましょう。
道具をそろえよう!
竿・リール・道糸
リールを使う方法①と、のべ竿を使う方法②があります。
釣り場の深さ、魚のいる棚までの距離、深さによって使い分けます。
深い場所や、岸から遠くに仕掛けを投げる必要がある場合は、言うまでもなくリール竿が必要になります。
逆に、岸のすぐ近くで、深さも~6mまでなら、のべ竿の方が扱いやすいしょう。
同じ湖でも、場所によって条件は変わってきますので、初めての場所であれば両方のセットを持参した方が無難です。
以下、それぞれの方法を説明します。
①リールを使う方法
1.5~3号の磯竿が扱いやすく便利です。
長さは3~5mくらいがよいでしょう。
リールは1000~3000番台のスピニングリールを組合わせます。
道糸は、ナイロン1~3号で、竿とリールに合ったサイズを使用します。
例えば…
1.5号竿⇒2000番台リール⇒2号道糸
3号竿⇒3000番台リール⇒3号道糸
(ここはあまりこだわらなくても大丈夫です)
②のべ竿を使う方法
4~6mの硬調渓流竿がお勧めです。
竿の自重はできるだけ軽い方がよいのですが、軽い竿≒高い竿になりますので、目安として150g以下のものを選びましょう。
オモリ
仕掛けの最下部に付くのがオモリです。
2~4号程度でよいでしょう。
まきエサを使う場合は、オモリ付きのカゴを使用します。
仕掛け
市販の専用胴突き仕掛けを購入します。
- 上下に広い棚を狙う為に、ある程度仕掛け自体の長さがあった方がよいです。
(80~180cm) - 針の数:7~10本
- 針の号数:0.5~2.5号
リールを使う場合は、この他に、ウキ止め、糸、シモリ玉、ウキ(3~5号程度)、スナップ付サルカンが必要です。
その他のアイテム
- バケツ・バッカン:釣った魚を入れておく
- 竿立て
- クーラーBOX:小型でOK
- エサ入れ:広くて浅い、容器のふたが扱いやすいです
- 密閉できるビニール袋:魚を持ち帰る時に使います
- 折りたたみイス
- 手を拭く為のタオル
- ハサミ:小型で先が細いタイプ
- 食料・飲料
岸釣りの仕掛図
【リールを使う方法】
【のべ竿を使う方法】
釣ってみよう! ~ リールを使う方法
ウキの浮力より重いオモリを付けて仕掛けを沈め、ウキ下を調整します。
オモリが底より少しだけ上に来るようにします。
調整後、オモリを元に戻します。
※但し、朝夕のまづめ時には、ワカサギの群れが水面に見える場合があります。
その時にはウキ下を目一杯短くして、最初から表層を狙います。
針にエサをつけます。
白サシ、赤サシあれば、ハサミで半分に切って使います。
ラビットウォームなどの小型サシであれば、一匹をそのまま使いいます。
全ての針に同様につけていきます。
仕掛けを投入します。
仕掛けが着水して落ち切ったらウキが立つ事を確認してリールのベイルを戻します。
ウキが立たない場合は、ウキ下が長すぎる(オモリが着底している)ので、再度調整します。
ウキが道糸に絡まって立たない事もありますので、それも確認してみましょう。
ウキをウォッチし、アタリを見極めます。
何度やっても全くアタリがない場合は、ウキ下を少しずつ短くして様子をみます。
また、時々シャクリを入れてエサをアピールします。
ウキがチョンチョンと動いたらアタリです。
ただ、この時点ではまだ我慢です。
ウキの動きが連続したものに変わったら、アワセ無しで糸を巻きます。
何匹付いているか、上げてみてのお楽しみ!
釣ってみよう! ~ のべ竿を使う方法
針に餌をつけます。
白サシ、赤サシあれば、ハサミで半分に切って使います。
ラビットウォームなどの小型サシであれば、一匹をそのまま使いいます。
全ての針に同様につけていきます。
オモリを手でつかみ、振り子の要領で仕掛けを前に振り出します。
仕掛けが落ち切ったら、10秒に1回くらいの割合で、10cm~20cm程のシャクリを入れ、エサをアピールします。
※喰い気が旺盛な時は、シャクリを入れなくても喰いつきます。
竿先にチョンチョンというアタリがあっても我慢です。
これが連続したものに変わったら、仕掛けを引き上げます。
アタリは竿先の動きでもわかりますし、竿から手元に伝わってくる振動でもわかります。
釣れるエサはこれ
ワカサギ釣りのエサは、そう多くありません。
サシ系、赤虫が主な餌となります。
サシ系では通常サイズの白サシ、赤サシなどが一般的です。
値段は150円程度。
更に少し小型のラビットウォームがよく釣れる餌として人気があります。
値段は少し高めで300~400円程です。
また、赤虫もよく釣れる餌のひとつで、写真のもので200円程度です。
まきエサを使う場合は、下写真のような専用の餌があります。
(※まきエサ使用を禁止している管理釣り場もありますので、使う場合は事前に確認しておきましょう。)
<関連記事> 川・湖沼釣りのエサ
沢山釣るためのポイント
- 仕掛けを上げた都度、または10分に一回はアタリが無くても仕掛けを上げて餌の状態を見ます。
餌がヘタッとなっていたら、付け替えます。
喰いが渋い時ほど、餌はこまめに交換するようにしましょう。 - それでもアタリが極端に少ない場合は(場所によって可能であれば)仕掛けを投入する場所、つまり釣り場を変えてみましょう。
但し、日中の昼間などどうしても喰いが悪い時間はあります。
そんな時は竿を置いた状態にして、ご飯やおやつを食べたり音楽を聴いたりしてくつろぐのもよいでしょう。
のんびり釣りができるのが、ワカサギ釣りのよいところです。
(音楽を聴く場合は、周りの人に迷惑が掛からない程度の音量にしましょう) - 逆に一度に何匹も連なって釣れる時は数を稼ぐチャンスです。
手早く釣り上げた魚を外して、新しい餌を付け、すぐに仕掛けを同じ棚に投入ましょう。 - 釣った魚はバケツかバッカンなどに一旦入れておきますが、最後には持ってきたビニール袋に魚を移します。
そしてビニール袋ごとクーラーボックスに入れて持ち帰ります。ワカサギ釣りは比較的寒いシーズンの釣りなので、家が近い場合はクーラーボックスも必要ないでしょう。
または食品用のクーラーバッグ(スーパー等に置いてあるもの)でもよいでしょう。
釣ったら食べる!
持ち帰ったワカサギは早速天ぷらや唐揚げにして食べましょう。
お腹が柔らかく破れやすいので、釣った当日に料理するのがベストです。
また、基本的にウロコや内臓を取り除く必要はありません。
軽く水洗いするだけで、下ごしらえ完了という簡単さが魅力です。
<関連記事> ワカサギ料理レシピ
どれも激ウマですよ!