魚などを油で揚げて、玉ねぎや唐辛子と一緒に酢漬けにした料理を南蛮漬けと言います。
南蛮漬けと言えば、豆アジと言う位、豆アジの南蛮漬けは我が国の定番料理となっています。
この記事では、初夏からサビキ釣りで釣れ出す豆アジを南蛮漬けにする基本レシピを紹介します。
旬の料理です。
是非とも年に一度は作ってみましょう!
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材料
・豆アジ 20-40匹(サイズ7-10cm程度)
・小麦粉 大さじ3杯
・サラダ油 深さ2㎝
・新玉ねぎ 1/2個(中サイズ)
・人参 1/8個(中サイズ)
【タレ】
・水 300ml
・酢 100ml
・料理酒 大さじ2杯
・砂糖 大さじ4杯
・醤油 大さじ4杯
・唐辛子(輪切り) 小さじ2杯
作り方
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釣れた豆アジをまずは軽く水洗いします。
ヌメリはあまり無いので、サッと汚れを落とす程度で良いでしょう。 -
豆アジの内臓/エラ/胸ビレ/腹ビレを取り除きます。(この行程は省略可。後に詳述します。)
まず、豆アジを手に取り、
エラ蓋を開き、親指と人差し指で両サイドからエラを掴みます。
指先に軽く力を入れ、アゴの根元を千切り、斜め後方に引っ張ります。
しっかりエラを掴んでいれば、下写真の様に内臓/エラ/胸ビレ/腹ビレが一度に全て取り除けます。
逆にエラをしっかり掴まず引っ張ると下写真の様に上手く取り除けずに失敗します。
取り除いた後は、この様になります。
全数同様に繰り返します。慣れてくると20-40匹ならすぐ終わります。
※この行程を省略すると、豆アジの鮮度によっては、揚げ行程で内臓が破裂することがあります。
また、味に殆ど差はありませんが、内臓が残ることにより食べた時に若干の雑味を感じる場合があります。
豆アジのサイズが小さいのならあまり気にする必要はありませんが、少し大きいかなと思うのでしたら、この作業を行ったほうが無難でしょう。 -
タレを作ります。
鍋に、水 300ml、酢 100ml、料理酒 大さじ2杯、砂糖 大さじ4杯、醤油 大さじ4杯、唐辛子(輪切り) 小さじ2杯を全て投入し、軽く混ぜながら沸騰させます。
沸騰したら火を止め、鍋敷などの上でスタンバイしておきます。 -
次に、豆アジに小麦粉を万遍なくまぶします。
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約170度の油で、6-8分揚げます。
揚げ時間は豆アジのサイズにより若干異なります。※ここではシンプルに1度で揚げていますが、カラッと揚げるには、一度160度の低温で5-6分程揚げ、一旦油を軽く切り、次に180度の高温で2分程揚げると良いでしょう。
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揚がりました。キッチンペーパーなどで油を切ります。
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熱いままの揚げた豆アジを大き目のタッパに入れます。
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続いて、薄切りにした新玉ねぎと千切りにした人参を上から投入します。
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No.3で作ったタレを上から投入します。
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タッパの蓋を閉め、2時間程常温で漬けます。
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タレを抜き、冷蔵庫で冷やして出来上がり。
冷蔵庫に一晩位置いておくと、味が馴染んで美味しいですよ。
応用レシピ
小麦粉を付けて揚げただけの唐揚げもまた美味しいのです。
塩を振って、お酒のつまみ(アテ)に。
豆アジが沢山あるときは、全部を唐揚げにして、その内一部を南蛮漬け行程に進めるのも手です。
是非お試しあれ!