穴子の煮凝り(にこごり)って食べたことありますか?
美味しいですよね?
ゴンズイの煮凝りは、それに負けない位美味しいですよ。
一見取っ付き難いと思われるかもしれませんが、実は簡単に作れます。
大き目のゴンズイ(20㎝程度)が釣れたら、是非ともトライしてみてください!
注意!ゴンズイの毒について
ゴンズイには毒(神経毒)があります。
毒の場所、毒処理の方法について解説している記事をまずはご覧ください。
材料(3-4人前)
ゴンズイ(20cm以上) 4-6匹
塩(ヌメリ取り用) 適量
生姜 10g
ゼラチンパウダー 5g(250-300ml分)
やっこねぎ(または万能ねぎ) 1本※オプション
A 水 300ml
A 醤油 大さじ2杯
A 料理酒 100ml
A みりん 大さじ2杯
煮凝りの作り方
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材料を準備します。
ゴンズイは、釣りの現場で頭(毒棘含む)と内臓を落としておきます。生姜は千切りに。
ゼラチンパウダーは直ぐに投入できるよう準備しておきます。その他調味料も手が届く場所にスタンバイしておきます。
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ゴンズイの腹を割き、残っている内臓などを取り除き、次に塩を振り揉み洗いします。
ヌメリをしっかり落としましょう。
※ゴンズイのヌメリにも毒(熱で無毒化されるタイプ)があります。 -
2枚に下ろします。
下ろし方はアジなどの一般的な魚と同様に、刃先を気持ち背骨向きにして、骨に沿ってカットしていきます。 -
2枚下ろし完了しました。
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次に反対側も同様に行い、3枚に下ろします。
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腹ビレ部分をカットします。
次に、指の腹で確認しながら、小骨を取り除いていきます。骨抜きを使うと便利です。
ちなみに、小骨は頭側にしかありません。 -
ゴンズイの捌き作業完了しました。
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続いて下写真のように、全てのゴンズイ切り身を小さなサイズにカットしていきます。
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全てカットし、一まとめにしておきます。
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鍋に、Aの材料(水、醤油、料理酒、みりん)を全て投入し、強火で沸騰させます。
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沸騰したら、小さくカットしたゴンズイを全て投入し、軽く混ぜます。
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再度沸騰したら、中火にして、灰汁を取りながら5分煮ます。
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次に、千切りにした生姜を投入し、軽く混ぜ更に5分煮ます。
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5分経ったら火を止め、ゼラチンを投入、よく混ぜます。
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タッパなどの型に流し込みます。
煮凝りは、ある程度の高さがある方が見栄えがいいので、少し小さ目で背の高いタッパが良いでしょう。 - しばらく常温で粗熱を取り(30分位)、それから冷蔵庫に入れます。
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2時間以上経過したら、ほぼ固まっているはずです。
タッパを取り出し、中身とタッパの側面4面に接している部分につまようじなどを差し込み、分離していきます。
4面終わったら、タッパを逆さにすることにより、中身を取り出すことができます。 -
適当な大きさにカットします。
形が崩れないように、包丁の周辺を手で抑えながら、慎重にカットします。皿に盛りつけて、出来上がりです。
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オプションですが、輪切りにしたやっこねぎ(または万能ねぎ)を乗せるとより美味しく食べられます。
応用したやり方
煮凝りは、型に入れ冷やし、後に型から取り出して食べるものですが、型の代りに透明なグラスに入れ、冷やし固め、そのままデザートのようにスプーンで食べるのもオシャレなやり方です。
こちらも是非お試しください。
背骨(中骨)の利用方法
ゴンズイを捌いた後に残る背骨(中骨)は捨てずに活用しましょう。
出汁を取っても良し、素揚げにして塩を振って食べても美味しいですよ。