天ぷらや刺身で食べたら大変美味しいキス。
あまり知られていませんが、実は『皮』も美味しい部位の一つなんです。
この記事では、3種類の皮を使った料理レシピを紹介します。
是非ともお試しください。
キス皮料理のポイント
- キスの個体は15㎝以上がお薦めです。
- いずれの料理も皮にはウロコが付いたままです。
ウロコを残しておきます。 - 皮を水洗いする時は、優しく行います。
ゴシゴシするとウロコが取れてしまいます。 - 使うキスは新鮮なものが好ましいです。
釣った当日、遅くとも翌日のものを使いましょう。
次章以下、具体的なレシピを紹介していますが、いずれもキスをさばいて皮を引いた状態からスタートします。
中骨は骨センベイに、身は刺身などに使います。
<関連記事> キスのさばき方はこちらが参考になります。
以下、軽く水洗いして水分を切った状態の皮を使います。
皮の素揚げ
「シャリ」という歯応えが新感覚のキスの珍味です。
この中ではイチオシ!
是非ともお試しください。
材料
・キス皮 - 食べたいだけ
・塩 - 少々
・サラダ油 -鍋の深さ2㎝程度
作り方手順
- キス皮を広げ、表または裏面に軽く塩を振ります。
- 約170度に熱したサラダ油に全て投入します。
※皮が沢山ある場合、鍋の中で重ならない量をMAXとして、複数回に分けて揚げてください。 - 皮を油に投入すると、すぐにウロコが逆立ち皮全体が縮みます。
3分程そのまま揚げます。 - 皮の端をかじって「シャリ」という感じの歯応えと共に、皮そのものもサクッと揚がったら、取り出します。
- キッチンペーパーなどで油を切ってから、皿に盛り付け出来上がり。
皮のオーブン焼き
皮そのものの素材が持つ旨みを堪能できるのが、このオーブン焼きです。
乾物のような旨みが楽しめます。
材料
・キス皮 - 食べたいだけ
・塩 - 少々
・胡椒 - 少々(お好みで)
作り方手順
- キス皮を広げ、表または裏面に軽く塩(および胡椒)を振ります。
- オーブンで焼きます。
200度20分を目安として、焦げないように注意してください。 - パリッと割れる位になったら、取り出して皿に盛り付け出来上がり。
皮の粉揚げ
そもそもボリューム感の無い皮にちょっとボリュームを付けたい方、こちらがお薦めです。
粉をつけてもしっかり皮の旨みが味わえます。
材料
・キス皮 - 食べたいだけ
・麺つゆ - 大さじ3杯程度(皮が浸る位の分量)
・片栗粉 - 適量(皮の量に応じて調整)
・サラダ油 - 鍋の深さ2㎝程度
作り方手順
- 皮を麺つゆが入った容器に入れ、浸します。
- 皮をすぐに取り出し、片栗粉をまぶします。
- NO.1-2を皮の枚数分繰り返します。
- 約170度に熱したサラダ油にNo.3を投入します。
※皮が沢山ある場合、鍋の中で重ならない量をMAXとして、複数回に分けて揚げてください。 - 衣がキツネ色に色づいてきたら、取り出して皿に盛り付け出来上がり。
クレイジーフィッシングでは、魚の一般的には捨てられる部位を使った料理レシピ開発に力を入れています。
今では、日本の「モッタイナイ」精神が世界で広く評価されつつあります。
クレイジーフィッシングでもモッタイナイ精神を大事に、生き物である魚を有り難く無駄なく食べることを大事にしていきたいと考えています。