道具さえあれば、現場で手軽に燻製が作れます。
出来上がった燻製を肴に、ビールを一杯なんていかがですか?
煙が出るので自宅では中々できない燻製作り、是非とも釣り場でトライしてみてください。
※車を運転する予定がある場合は、家に帰るまでビールは我慢!
※火の使用が禁止されている場所では行わないでください。
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用意するもの
材料
・20センチくらいのアジ 数匹
・塩
材料はこれだけです。
道具
- スモーカー
- スモークウッド(またはチップ)
- バーナー(トーチ)
- 包丁、まな板、骨抜き、キッチンペーパーなど
※写真は、折畳み式スモーカーとスモークウッドです。
スモーカーは、組み立て、スモークウッド(またはチップ)の説明書通りの分量を、スモーカーの皿の上に置き、スタンバイしておきます。
作り方手順
- 燻製にするアジの下準備をします。
- 包丁の刃先でウロコを取り除きます。
- ゼイゴ(尾ビレ近くのギザギザ)を取り除きます。
- 取れました。
- 頭を落とします。
(上の画像と違うアジを使っているためゼイゴが付いていますが、取れていると思って先に進んでください) - 内臓をきれいに掻き出します。
- 水洗いしてから、水分をよく拭き取ります。
次に、塩をふります。
外側だけでなく中にもふりましょう。 - フックを尾の部分に引掛けます。
- スモーカーの中へ吊るします。
(いぶしが始まると、余計な水分や油分が下に落ちてきます)一夜干しのアジであれば、上部の網の上に寝かせてもOKです。
- 開きバージョンも作ってみます。
お腹の皮を切らないように注意しながら背中の中央から切っていくと、簡単に背開きができます。
同様に、水洗いしてから塩をふります。 - 皮の方にも塩をふりましょう。
- こちらも尾にフックを引掛けます。
- スモーカーの中に吊るします。
- こんな感じになります。
上に乗っているのはタコです。
※タコの燻製の作り方はこちら - バーナー(トーチ)でスモークウッド全体に火をつけます。
スモークチップの場合、この作業は不要です。 - 上部、横ともに蓋を閉め、カセットコンロの上に置き、カセットコンロを中火以下に点火します。
(この方法を熱燻と呼びます)
この日は風が強かった為、周囲を物で囲って風よけにしています。 - 30分弱ほど燻したら様子をみます。
このように水気が飛び、よい色に変っていたらできあがりです。
(材料の量や大きさによって時間は都度調整してください)
お皿に盛り付けて、いただきます!
脂の乗ったアジの身とスモークの香りの絶妙なコンビネーションをお楽しみください!
開きは面倒かもしれませんが、これがまた格別の旨さですので、こちらもぜひ試してほしいと思います。
スモークウッド・チップの補足
ここで使った『スモークウッド』は”温燻”用として販売されているものですが、時間短縮の為、カセットコンロを使って”熱燻”しました。
はじめから熱燻する時は、熱燻用のチップを使ってください。
カセットコンロの火力は製品によって異なりますので、記事中に火力を”中火以下”と記載していますが、適宜調整してください。
※火力が強すぎるとチップが発火します。
また弱すぎると煙が立ちません。