海釣りほどではありませんが、川・沼・湖など淡水の釣りで使うエサも色々なものがあります。
人口ワームを含め、生きエサ、死にエサ、粉エサを中心に紹介します。
種類の違ういくつかのエサを持参すると釣果もアップすることでしょう。
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生きエサ
ミミズ(シマミミズ、ドバミミズ)
淡水の代表的な釣りエサです。
川の上流から河口域まで、そして湖沼でも使える万能エサと言えます。
スコップやシャベルを使って自分で採取してもよいし、釣り具店で買う事もできます。
対象魚種:イワナ、ヤマメ(アマゴ)、ニジマス、ウグイ、コイ、フナ、オイカワ、ナマズ、ブラックバス等多数
赤虫
ユスリカの幼虫で、小さな魚用のエサとして威力を発揮します。
小物釣りには欠かせないエサです。
300円程度で一日たっぷり使えます。
ちなみにユスリカは、家の軒先などに発生する「蚊柱」を作る蚊で、人間を刺す事はありません。
対象魚種:タナゴ、コブナ、ワカサギ、手長エビ、メダカ、クチボソ等
ヤナギムシ(柳虫)
蛾の幼虫で、柳やポプラの木に穿孔して生息しています。
渓流釣りのエサとしてポピュラーです。
対象魚種:イワナ、ヤマメ(アマゴ)、ニジマス等
ブドウ虫
蛾の幼虫でブドウの木の害虫でもあります。
渓流釣りのエサとしてポピュラーです。
対象魚種:イワナ、ヤマメ(アマゴ)、ニジマス等
サシ(白サシ、赤サシ、ラビットウォーム)
俗に言う「ウジ虫」の事で、釣りエサとしては「サシ」と呼びます。
白サシはそのままのウジ虫、赤サシは食紅で色付けしたもの、ラビットウォームはワカサギ釣り用の小型タイプで、”ラビット”または”本ラビット”と呼ばれるウサギの糞で養殖した、同じくワカサギ釣り用のエサに似せたタイプです。
対象魚種:ヤマメ(アマゴ)、ニジマス、ウグイ、オイカワ、ワカサギ等
水棲昆虫
ヤゴやカゲロウの幼虫など。
渓流釣りのエサとして優れています。
上流または中流域の川底の石をめくると、見つけることができます。
そこにいる魚が普段食べているエサですので、釣果が期待できます。
対象魚種:ヤマメ(アマゴ)、ニジマス、ウグイ、オイカワ等
死にエサ
イクラ
鮭やマスの卵です。
釣りエサとしては、粒が簡単に破れないよに塩漬けにされています。
渓流釣りのエサとしてポピュラーで、扱いやすく、また塩漬けされているので日持ちします。
虫エサと併せて持参するとよいでしょう。
対象魚種:イワナ、ヤマメ(アマゴ)、ニジマス等
さなぎ
蚕(カイコ)のさなぎです。
“さなぎ粉”はこれを粉末にしたものです。
コイや黒鯛(チヌ)の食わせエサに使います。
対象魚種:コイ、黒鯛(チヌ)
粉エサ
サナギ粉
上記の蚕(カイコ)のサナギを粉末にしたもので、集魚効果の高いエサとして昔から釣り人の間で愛用されています。
ベースとなる練り餌に加えて使います。
対象魚種:コイ、ヘラブナ、フナ、ウグイ等
各種粉エサ
コイ用、へラブナ用を中心として、多数の商品が販売されています。
水を加えて練り込みダンゴを作ります。
単体で使う場合と、ほかの粉エサと配合して使う場合があります。
またワカサギ釣り専用の粉エサもあります。
これは撒きエサとして使います。
対象魚種:コイ、フナ、ウグイ、オイカワ、クチボソ、タナゴ、モロコ等
その他のエサ
練りエサ
サツマイモなどをベースとした、既に練り状になっているエサです。
撒きエサにするタイプと、直接針に付けるサシエサタイプがあります。
どちらかというと粉エサや虫エサをメインにした時のサブとして持って行くのがよいでしょう。
日持ちするので、常備しておくといざという時に助かります。
対象魚種:コイ、フナ、ウグイ、オイカワ、タナゴ、クチボソ、モロコ等
人口エサ
生分解性樹脂や自然素材で作られた人口エサです。
生きエサには敵いませんが、もちろんちゃんと釣れます。
エサ切れなどの非常用として持参すると便利です。
対象魚種:タナゴ、コブナ、ワカサギ、クチボソ、オイカワ等
スルメ
ザリガニ釣りのエサに使います。
予め水で戻して、小さくカットしておきます。
対象魚種:ザリガニ