クセの無い白身が特徴のゴンズイ。
串を使わずフライパンで手軽に蒲焼き(風)が作れます。
大き目のゴンズイが釣れたら、持ち帰って料理してみませんか。
あなたのゴンズイに対する見方が変わること請合いです。
※『蒲焼き』は魚の身に串を刺した形が蒲(がま)の穂に似ているところから、こう呼ばれるようになりました。
ここでは串を使わないので正確には蒲焼きでは無いのですが、昨今では串を使わなくても広義に蒲焼きと称することもあるので、この頁でも以後単に蒲焼きと表記します。
注意!ゴンズイの毒について
ゴンズイには毒(神経毒)があります。
毒の場所、毒処理の方法について解説している記事をまずはご覧ください。
材料(1-2人前)
ゴンズイ(20cm程度) 3-5匹
塩(ヌメリ取り用) 適量
サラダ油 適量
A 醤油 大さじ2杯
A お酒 大さじ2杯
A みりん 大さじ2杯
A 砂糖 小さじ1杯
※Aの材料は予め混ぜ合わせておきます。
蒲焼きの作り方
釣ったゴンズイをまな板に用意します。
毒棘に気を付けながら、背ビレの毒棘手前位置から頭を落とします。
落とした頭に3か所の毒棘が付いた状態になっていればOKです。
※可能であれば、ここまでの作業は釣り場で行っておいてください。
次に内臓と腹ビレを取り除きます。
※このページではゴンズイを3枚に下ろす方法で記載していますが、『開き』でやりたい方は、内臓を取り除く際に、お腹を開かないでください。
ヌメリを取ります。
両面に塩を振って揉み込み、水で洗い流します。
ヌメリはそれ程多くはありませんが、残っていると臭みがありますので、丁寧に作業してください。
※ヌメリにも毒がありますので、手袋をつけて作業を行うと良いでしょう。
背開きした後、背骨と腹骨を切り取ります。
ヒレは次の行程で切り取るので、ここでは骨に集中してください。
尾ビレと背ビレをキッチンバサミで切り取ります。
この時点で両サイドの半身が切り離されます。
※『開き』でやる方はこの作業を省略できます。
ヒレはそれ程口に当たらないので大丈夫です。
フライパンを軽く熱し、サラダ油を敷きます。
あまり熱くならない内に、皮面から軽く焼き、裏返します。
※かなり熱い状態で皮面を焼くと皮の縮みが強く形が変形してしまうので注意。
Aの合わせ調味料(タレ)を投入します。
時々裏返し焼きながら、タレを煮詰めていきます。
白身にタレが十分絡んで、煮詰まってきたら火を止めます。
器に盛って出来上がり!
量は少ないけど、これカナリ旨いですよ!
白いご飯と一緒にどうぞ。(蒲焼き丼にするのも良し)